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「長い目で見る」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】

「長い目で見る」という言葉の意味や使い方を紹介します。

さらに「長い目で見る」の英語や、「長い目で見る」を使った例文を紹介して行きます。

長い目で見る

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「長い目で見る」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「長い目で見る」の意味とは?
  • 「長い目で見る」の意味
  • 「長い目で見る」の英語
  • 「長い目で見る」メリット
  • 「長い目で見る」の言葉の使い方
  • 「長い目で見る」を使った例文


「長い目で見る」の意味とは?

「長い目で見る」の意味とは?

「長い目で見る」という言葉を知っているでしょうか。

「長い目で見る」「ながいめでみる」と読みます。

みなさんも、ビジネスシーンや学校、家庭などで、「長い目で見る」という言葉をかけられた事があるかもしれません。

また人の上に立つ立場の人なら、誰かに対して「長い目で見る」という言葉を言い聞かせた経験があるかもしれません。

一方で、「長い目で見る」という言葉を今回初めて知ったという人もいるでしょう。

そこで「長い目で見る」の意味や使い方を紹介します。

この言葉の意味を知る事で、一緒に仕事をする人や、年下の人に対する接し方のコツが身に付くかもしれません。



「長い目で見る」の意味

「長い目で見る」の意味

「長い目で見る」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「長い目で見る」には、「先を考えて気長に見る」という意味があります。

人や物事に対して、すぐに結果を求めるのではなくて、長期的に見て行こうとする姿勢です。

例えば、同じ職場に新人社員が入ってきたとします。

即戦力としては物足りないのですが、気合が入っていて性格も素直そうな人です。

会社員としてのポテンシャルは十分のため、長期的に見れば部署の戦力になるでしょう。

このような人に対する周囲の視線を「長い目で見る」と表現します。

株式投資をする時も、一日で結果を出そうするデートレードのような短期投資もあれば、数十年、投資を続けて成果を上げる長期投資もあります。

長期投資は、「長い目で見る」投資と言えるでしょう。

このように「長い目で見る」には、先を考えて気長にみるという意味があります。

「長い目で見る」の英語

「長い目で見る」の英語

「長い目で見る」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。

「長い目で見る」は英語で、“to look at the long term”(ツールックアットザロングターム)になります。

“long term”には「長期的に」という意味があるため、“to look at the long term”「長期的に見る」という意味になり、「長い目で見る」の英訳となります。

このように「長い目で見る」は英語にすると、“to look at the long term”になります。

これから英語を使う機会のために覚えておきましょう。



「長い目で見る」メリット

「長い目で見る」メリット

「長い目で見る」事にはどのようなメリットがあるでしょうか。

例えば株式投資の長期投資の場合は、「長い目で見る」ため、目先で株価が下がっても動揺する必要がありません。

株価が戻るまで気長に待つ事ができますし、待っている間にも、株主優待や配当を手にする事が可能です。

またダイエットをする時に、短期間で急激に痩せようとすると、食事を抜く事になります。

すると筋肉量が落ちて基礎代謝が減り、リバウンドしやすい体になります。

「長い目で見る」ダイエットなら、軽い食事制限と、適度な運動で無理のないリバウンドとは無縁の痩せやすい体作りができます。

勉強も「長い目で見る」事で、基礎をおろそかにする事なく、地に足が付いた勉強ができます。

このように「長い目で見る」メリットはたくさんあります。

短期的にしか物を見られない人は、「長い目で見る」を試してみましょう。

「長い目で見る」の言葉の使い方

「長い目で見る」の言葉の使い方

「長い目で見る」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。

「長い目で見る」には、先を考えて気長に見るという意味があります。

ビジネスシーンでは、社員を育てる時に、即戦力ではなく大器晩成型の人に対して「長い目で見る」という戦略を取ります。

また取引先との付き合いも、今日明日成果を上げようとするのではなく、数年から十年程度の時間を掛けて、大きな成果を上げようという商売の仕方もあるでしょう。

また子育てをしている人は、子供に対して「長い目で見る」が基本方針になるはずです。

結婚相手が頼りない場合も、「長い目で見る」事で、家事を覚えて欲しい、経済力を付けて欲しいなどと思うでしょう。

このように、短期間ではなく、長期間付き合って行く事を前提にした時に、「長い目で見る」という言葉を使いましょう。

「長い目で見る」を使った例文

「長い目で見る」を使った例文

「長い目で見る」という言葉を使った例文を紹介して行きます。

様々な場面における「長い目で見る」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3

例文1

「高価な包丁だが一生ものだ、『長い目で見れば』きっと得をする」

この例文のように、高価でも一生使えるような包丁を購入すれば、結果的に安い買い物になります。

包丁の持ちが良く、頻繁に買い替える必要がないだけでなく、よく切れるので料理をするストレスが少なくなります。

自炊するのが楽しくなり、健康的な食生活を送る事ができるようになります。

また切れ味が良い包丁で食材を切ると、味も良くなると言われているため、毎日の食事が幸せな時間になるでしょう。

包丁だけでなく、一生使えるような良い物を買うと、「長い目で見る」分には得な事が多いでしょう。

例文2

「仕事はまだまだだが、性根はいいので、『長い目で見れば』戦力になる」

この例文のように、「長い目で見て」仕事ができる人材を育てる事が大切になります。

逆に短期的な視点で、即戦力の社員を中途採用で掻き集めると、職場の雰囲気が悪くなるかもしれません。

「長い目で見る」事で、雰囲気の良い職場と、仕事ができる社員をそろえる事が両立できるはずです。

例文3

「今は苦しい時期を送っていても、『長い目で見る』と、将来の役に立つはずだ」

人生には良い時期と悪い時期があり、悪い時期だからと言って、「最悪」というわけではありません。

苦しい時期を過ごす事で、仕事を覚えるモチベーションが上がり、忍耐力や集中力、ストレスの逃し方などを学ぶ事ができるからです。

「長い目で見る」と、「あの苦しい時期があって良かった」と思える日がくるでしょう。

icon まとめ

「長い目で見る」という言葉の意味や使い方を見てきました。

この言葉を知る事で、これからは長期的な視点で物事を捉えたり、長期的な計画を立てたくなるかもしれません。

きっと「長い目で見る」という言葉を知ったことが、これからの人生に役立つでしょう。