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「異質」とは?意味や使い方!例文や解釈

「異質」とは、「性質が異なっていること・違っている性質」を意味する言葉です。

「異質」「意味・読み方・語源や漢字・使い方・異質を使った言葉・例文と解釈・反対語・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」について、詳しく説明していきます。

異質

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「異質」とは?意味や使い方!例文や解釈>


目次

  • 「異質」とは?
  • 「異質」の表現の使い方
  • 「異質」を使った言葉と意味を解釈
  • 「異質」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「異質」の反対語
  • 「異質」の類語や類義語・言い換え
  • 「異質」の英語と解釈


「異質」とは?

「異質」とは?

「異質」という表現は、「性質が異なっていること・一般的なものとは異なっていること」「違っている性質・特徴・タイプ(類型)」を意味しています。

「異質」というのは、「自己と他者の性質・基本的特徴などが異なっていること」「異なっている性質・特徴・類型」「一般的なものと大きく違っていること」を意味する言葉なのです。

  • 「異質」の読み方
  • 「異質」の語源や漢字

「異質」の読み方

「異質」の読み方は、「いしつ」になります。

「異質」の語源や漢字

「異質」の語源は、その漢字から考えることができます。

「異質」「異」という漢字の語源的な意味は、「異なる・普通ではない・変わったもの」になります。

「異」の成り立ちは「人が鬼を追い払う時にかぶるお面をつけて両手を挙げている象形文字」にあり、お面をかぶると恐ろしい別人になる事から、「異なる・普通でない」を意味するようになりました。

「質」という漢字の語源的な意味は、「物・中身・内容・心・たち(質)」になります。

「異+質=異質」で、「性質が違っていること・他とは異なっている性質・一般的なものとは違うこと」を意味することになるのです。



「異質」の表現の使い方

「異質」の表現の使い方

「異質」の表現の使い方は、「自分とは性質が異なっているモノ・人物」「自分(一般的なもの)とは違っている性質・特徴」を指示して使うという使い方になります。

また「異質」という言葉は、「一般的なものとは異なっているモノ・人物・文化・環境」などの意味でも使われます。

例えば、「異質な相手とのコミュニケーションを通じて、新たに学び取れることもたくさんありました」といった文章で、「異質」の言葉を正しく使うことができます。

「異質」を使った言葉と意味を解釈

「異質」を使った言葉と意味を解釈

「異質」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「異質な価値観」
  • 「異質な文化」
  • 「異質な存在」

「異質な価値観」

「異質な価値観」という表現は、「自分とは性質・目的が大きく異なっていて相容れない価値観」を意味しています。

例えば、「異質な価値観を持っている相手といくら話しても、話は平行線で解決の道筋を見つけられませんでした」といった文章で使えます。

「異質な文化」

「異質な文化」という言葉は、「自分とは異なる性質・特徴・傾向を持っている文化や生活様式、精神的価値を生み出すもの」を意味しています。

例えば、「若い時期に、外国の異質な文化に触れてみることも、多様な価値観を理解するための基盤になります」といった文章で使われます。

「異質な存在」

「異質な存在」という表現は、「一般的な人(普通の人)とは違った性質・価値観・特徴などを持っている存在や人物」を意味しています。

例えば、「その人は異質な存在として社内で敬遠されていましたが、実際に話しかけてみると普通の優しい感じの人でした」といった文章で使用できます。



「異質」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「異質」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「異質」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「異質」を使った例文1
  • 「異質」を使った例文2

「異質」を使った例文1

「15世紀の大航海時代に、異質な文化・文明と直面した時のスペイン人やポルトガル人の態度は、次第に攻撃的・支配的なものに変わっていきました」

この「異質」を使った例文は、「15世紀の大航海時代に、性質・特徴・発展の度合いが異なる文化・文明と直面した時のスペイン人やポルトガル人の態度は、次第に攻撃的・支配的なものに変わっていった」ということを意味しています。

「異質」を使った例文2

「自分と性格も価値観も育ってきた環境も違う異質な相手とコミュニケーションすることは難しいものです」

この「異質」を使った例文は、「自分と性格も価値観も育ってきた環境も違う、性質が大きく異なっている相手とコミュニケーションすることは難しい」ということを意味しています。

「異質」の反対語

「異質」の反対語

「異質」の反対語を紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「同質」【どうしつ】

「同質」【どうしつ】

「異質」の反対語として、「同質」があります。

「同質」の言葉の意味は、「性質・特徴などが同じであるさま」「性質・特徴などにおいて自己と他者の違いがないこと」になります。

その意味から、性質・特徴などが違っていることを意味する「異質」と反対の意味を持つ反対語(対義語)として、「同質」を指摘できるのです。

「異質」の類語や類義語・言い換え

「異質」の類語や類義語・言い換え

「異質」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。

  • 「特異的な・変わった」
  • 「異様・風変わり」
  • 「一癖ある・扱いにくい」

「特異的な・変わった」

「異質」の類語・言い換えとして、「特異的な・変わった」があります。

「特異的な」という表現の意味は、「特殊な・変わっている」「そのものだけに見られる性質(特徴)があること」になります。

その意味合いから、一般的な性質・特徴とは異なることを意味する「異質」は、「特異的な・変わった」という表現で言い換えられるのです。

「異様・風変わり」

「異質」の類義語・言い換えとして、「異様・風変わり」があります。

「異様」という表現の意味は、「普通ではないさま・一般的なものとは違っていること」になります。

「風変わり」とは、「一般的なものとは違っていて変わっている様子」を意味する表現です。

それらの意味合いから、一般的なものとは性質が違っているさまを意味する「異質」と良く似た意味を持つ類義語として、「異様・風変わり」が上げられます。

「一癖ある・扱いにくい」

「異質」の類語・言い換えとして、「一癖ある・扱いにくい」があります。

「一癖ある」という表現は、「一般的な性質・特徴とは違っていて、扱いにくいこと」を意味しています。

その意味合いから、一般的な性質・特徴とは異なっていることを示す「異質」は、「一癖ある・扱いにくい」という表現で言い換えることが可能なのです。

「異質」の英語と解釈

「異質」の英語と解釈

「異質」という言葉を英語で表現すると、“heterogeneous”(異質な・異質の)や“a different nature”(違った性質・異なる特徴・異質)、“heterogeneousness”(異質)などになります。

  • “These two chemicals have an entirely different nature.”

“These two chemicals have an entirely different nature.”

「異質」を使ったこの英語の例文の意味は、「これらの二つの化学物質は、全く異質なものです」になります。

icon まとめ

「異質」という言葉について徹底的に解説しましたが、「異質」には「性質が異なっていること・違っている性質」などの意味があります。

「異質」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「特異的な・変わった」「異様・風変わり」「一癖ある・扱いにくい」などがあります。

「異質」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。