「生きがいがない」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「生きがいがない」の意味

「生きがいがない」の意味は以下の2つです。

1つ目は「生きていく張り合いや喜びがないこと」という意味で、自分が毎日過ごしていて「楽しい」と感じることを言います。

2つ目は「その為に自分が生きていたいと感じるものがない」という意味で、それさえあれば辛いことがあっても我慢できる、それをすることで自分が生きている価値を実感できる、と思うことがない状態を言います。

• 「生きがいがない」の読み方
• 「生きがいがない」の語源・由来

「生きがいがない」の読み方

「生きがいがない」の読み方は、「いきがいがない」になります。

特に難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。

「生きがいがない」の語源・由来

「生きがいがない」は漢字で書くと「生き甲斐がない」と書きます。

「甲斐」とは古文で「かひ」と書き、「行動に対する効果」「価値・値打ち」という意味があります。

「かひ」は元々、動詞「交ふ(かふ)」の連用形が名詞化した言葉で、「取り換える・交換する」という意味でした。

ここから「かひ」は「代わりになる価値のあるもの」「有意義なことをした時の満足感」を意味する様になり、「甲斐」という漢字が当てられる様になったのです。

「生きがいがない」の表現の使い方

「生きがいがない」の表現の使い方を紹介します。

• 文法的な使い方
• 一時的に落ち込んだ時に使う

文法的な使い方

「生きがいがない」は形容詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使われます。

動詞として使う時には「生きがいをなくす」になります。

一時的に落ち込んだ時に使う

「生きがいがない」は、夢が断たれてしまったり、それまで一生懸命やっていたことが終ってしまった時に、一時的な喪失感で使われることもあります。

この場合は深刻な意味ではなく、心の整理が付いていない状態を表し、時間の経過とともに立ち直ります。

「生きがいがない」を使った例文と意味を解釈

「生きがいがない」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「生きがいがない」を使った例文1
• 「生きがいがない」を使った例文2

「生きがいがない」を使った例文1

「担当アイドル結婚してしまい、生きがいがなくなってしまった」

大ファンだったアイドルが結婚してしまい、ショックを受けている様子を表します。

「生きがいがない」を使った例文2

「生きがいがないと言いながら、カラオケでは楽しそうだ」

「生きている楽しみがない」と言いながら、カラオケでいきいきと熱唱している人に対する言葉です。

「生きがいがない」の類語や類義語

「生きがいがない」の類語や類義語を紹介します。

• 「つまらない人生」【つまらないじんせい】
• 「ライフワークを持たない」【らいふわーくをもたない】

「つまらない人生」【つまらないじんせい】

「自分の生きている毎日に対して何の希望や期待も持てないこと」という意味です。

「ライフワークを持たない」【らいふわーくをもたない】

「生涯を通じて続けて行こうと思う様な興味のあるものごとがないこと」という意味です。