意味解説の読み物

meaning-book

meaning-bookは意味解説の読み物です

「ウォーズマン理論」とは?FGO「ウォーズマン理論」についても解釈

「ウォーズマン理論」とは、一見正しそうにも見えるものの、そんな訳がないという考え方に対して使われます。

ウォーズマン理論

Meaning-Book
「ウォーズマン理論」とは?FGO「ウォーズマン理論」についても解釈>


目次

  • 「ウォーズマン理論」の意味とは?
  • FGOの「ウォーズマン理論」とは?
  • 「ゆで理論」の概要


「ウォーズマン理論」の意味とは?

「ウォーズマン理論」の意味とは?

この「ウォーズマン理論」は、「キン肉マン」という漫画に登場するウォーズマンというキャラクターが発したセリフが元で誕生した言葉です。

同作中で超人同士の戦闘では、各々の「超人パワー」が物を言います。

それが相手の1000万パワーより劣っていたウォーズマンは、元は100万パワーの超人ですが、自分の武器であるベアークローを二刀流にしていつもの倍の200万パワーに、その状態でいつもより倍ジャンプすることで400万パワーに、更に3倍の回転が加わることで1200万パワーになると発言しました。

元の状態と比べると実に12倍ものパワーとなる計算で、理論上ではそうなるのかも知れませんが、実際にそこまで本来の実力よりパワーアップできるはずもありません。

これが元ネタで、このような無茶な理論のことを「ウォーズマン理論」と呼んでいます。



FGOの「ウォーズマン理論」とは?

FGOの「ウォーズマン理論」とは?

FGO(Fate/Grand Order)というソシャゲにおいて、ブラダマンテというサーヴァントのセリフにこの「ウォーズマン理論」をそのまま使ったものがあり、一時期話題になりました。

先のキン肉マンでそれが登場したのはもう30年以上も前のことで、現在では元ネタやこの言葉自体を知らない人も多く居ます。

その為、「何だその無茶な理論は」などと揶揄する人も居ましたが、元ネタを知っている人にとっては懐かしいセリフだったことでしょう。

その内容とは、元の100万パワーの戦闘力に他のサーヴァントの100万パワーを受け取って200万パワーに、それにいつもの倍の跳躍力で400万パワーに、更に3倍の回転が加わって1200万パワーといった元ネタにとても酷似したもので、明らかにキン肉マンからの引用なのが分かります。

「ゆで理論」の概要

「ゆで理論」の概要

キン肉マンの作者は「ゆでたまご」氏となっています。

2人の漫画家の合同ペンネームで、嶋田隆司氏と中井義則氏の2人だと分かっています。

このゆでたまご氏が考案した(作中に登場した)物理的な法則などを無視した無茶な理論(考え方)の総称としてこの「ゆで理論」という言葉が使われており、先の「ウォーズマン理論」はその中の1つとなっています。

挙げていくときりがありませんが、ウォーズマン理論以外では、「ブラックホールはホワイトホールを用いれば破れる」といったよく分からない理論が比較的有名です。



icon まとめ

「ウォーズマン理論」「ゆで理論」は、漫画というフィクションの中だからこそ笑って済ますことができます。

このような現実離れした滅茶苦茶な理論や考え方が、「まるでゆで理論だな」などと使われることがあると考えてください。